そんなお話です。
小田急沿線から原宿に行こうと思ったら、ほとんどの人は代々木上原で地下鉄千代田線に乗り換え「神宮前(原宿)」に出るでしょうね。もちろんそれが最短距離だし、急いでいるならそれが正解。
でも、天気が良く温かい日で、しかも時間に余裕があるなら、参宮橋駅で降りてみることをオススメします。
●どういうことかというと。
参宮橋で降りると、徒歩4分ほどで明治神宮参宮橋門(西口)に行くことができます。
そこから、神宮の森の中を抜けて原宿門に向かい、門を出ると原宿駅前というわけです。
境内の中は距離にして1.2km。普通に歩いて約15分。
森林浴にもなるし、夏の暑い日でも大半が木陰ですから、けっこう涼しいですよ。
●まず、地図で確認してみましょう。
ご覧の通り、参宮橋駅から原宿駅までのルートは、ほぼ明治神宮の境内。
濃い緑の点線が森の中、青い点線は陽当りのよい道、本殿を経由したい場合はピンクの点線です。
●参宮橋門はこんな感じ。
小田急線参宮橋駅(各駅停車のみ停車)から、参宮橋門まで約300mです。
参宮橋駅は、昨今少なくなった、高架でも地下でもないフラットな駅で、昔ながらの風情があります。
門の手前に乗馬クラブ、渋谷区立のポニー公園があります。ポニー公園は小学生まで無料でポニーに乗ることができます。
このルート上に飲食店はほとんどありません。
門には守衛所があり、守衛さん(警備員?)が常駐していて、来場者をチェックしています。
3つの門には、それぞれ自転車置場があります。
アメリカ大統領がきたときなど、ここで流鏑馬が行われました。柵の中には入れませんが、参道沿いに綺麗に手入れされた風景を楽しむことができます。
●深い森が続きます。
途中から本殿の方に行かず、原宿門に向かうバイパス?を通ると、鬱蒼とした高い木々の森が続きます。夏でも木漏れ日程度で、ひんやりして気持ち良いです。
●原宿門に着きました。
観光客や参拝客は、圧倒的のここから入る人が多いので、いつも賑わってます。原宿駅は目の前で1分以内。
●明治神宮境内に入れる時間、注意点。
明治神宮はふつうの神社のように24時間たち入れるわけではありません。
開園時間は、基本的に日の出から日没まで。大晦日〜元旦はもちろん例外です。
ただし、日の出が4時半でも開園は5時だったりしますので、完全に一致してるわけではありません。
この写真は11月です。
境内での撮影は基本的に問題ないと思います。本殿では結婚式の行列をよく目にしますが、それを撮影して咎められているケースは見たことがありません。
入場は無料で自由に出入りできます。
ゲートは、西口(参宮橋・西参道)、北口(北参道)、原宿門の三箇所がありますが、いずれも警備員が常駐していて、入場者はチェックされています。
場合によっては注意を受けることがあります。
境内は、代々木公園、オリンピックセンターと隣接していますが、柵で仕切られていて出入りはできません。ここを通れたら近道なのに!と思う通用口が、いくつかありますがダメです、一般人は通れません。
短パン&ランニングなどのスポーツウエアはダメです。
境内はウォーキングは問題ないですがランニングは禁止。芝生の広場では毎朝ラジオ体操に集まる人がいて、その程度は問題ないですが、昼間に体操をしてると注意を受けることがあります。フリスビーや縄跳びももちろんダメです。幼児が小さなボールで遊ぶ程度は大丈夫ですが巡回している警備員によっては注意されます。
自転車の乗り入れ、犬の散歩、喫煙も不可です。
見るからにランナーな人は、ゲートで隣の代々木公園に行くよう促されます。以前は、外人が注意されてるのをよく見掛けました。
花見シーズンでも境内での宴会は禁止です。
広い芝生の広場があり、数は少ないですが桜の木もあります。
しかし、酒類の持ち込みは禁止されています。ただ近隣の新宿御苑ほど厳しくチェックされることはありません。
シートを敷いてお弁当を食べる程度は容認されていますが、子連れで10人ほどでピクニックみたいに楽しんでいて警備員が注意を受けたケースはあります。カップルがイチャイチャしてたり、寝てたりしても、怒られる場合があります。その辺の基準は警備員にも依りますね。以前は憲兵のように怖い人もいました。
追記:2015年くらいから、境内での飲食も基本的に禁止になりました。ただ、ベンチでお弁当を食べるくらいなら大丈夫とは思います。
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